旅の表メモ

神戸と大阪と名古屋でめくるめく電子音楽演奏してきた。
初日は元町スペースオーで コミック・ジン“sinta”リリースパーティ「わたしたちの音楽」展 〜神戸編〜の中の催しとしてのコンサートだった。
折角朝からいるので、映像の展示の邪魔にならない程度にもう13時のオープンからソフトに演奏開始。

本番のはずの19時までの間にすっかりやりきってしまう。BPMも80くらいまで落とし、焦ること無くジワジワと音を変化させていって遊んだその時間、非常に充実した。
夜は絵を見に来た方も多く客席を埋める中、苦戦。
苦戦はよしとしてもMCでそれを言ってはお客さんに失礼であると常日頃思っておるのに言ってしまったことは愚かしい。投げ銭のヴォリュームから判断するにお客さんにとっては決して悪くない流れだったはずだ。
一日中演奏し続けないこと
ステージ上で自己批判しないこと
大事。
二日目は心斎橋コンパス・ストンプ・島之内教会の3会場跨いだハードコアダンスフェス・ベストフレンド。
ひめむすひ

前夜に宿泊させてもらった友人の家でちょうど朝CD聴いて気に入っていたDJ威力さんとも競演。競演者とはあんまりだったがCDやカセットを買ってくれるお客さんとは結構話して、やはり関西には個性的な人物が多いことを再確認。
あと、中学生くらいに見える女のコのお客さんが開場時からいて目をひいた。各会場を自転車で熱心に往復していて素敵だった。話しかければよかった。
コンパスでは理想的な爆音で演奏できたのでノリノリ汗だくで盛り上げた(?)
物販はsuppaがベストセールスだったらしくホクホク。ライブが良かったからだろう。
夜はあぶない橋を綱渡り。
翌日はなぜだか福井県敦賀湾付近で旅人し、その夜もあぶない橋を綱渡り。道中の電車では東浩紀『弱いつながり』を読む。「偶然に身をゆだねる旅に出ていつもの検索ワードから自由になれ」というような内容で旅に影響出る。

その翌日、愛知県美術館で末永史尚「ミュージアムピース」見る。かっこいい。ピカソの絵がある部屋などもあったが「ミュージアムピース」の部屋のほうがいい空間だった。
鶴舞KDハポンでの夜のライブは、これまた苦戦したが、リハの時点で察知した危険を回避するためにシーケンス設定を色々手直ししておいたからまだ独自の時間が創れはしたかもしれない。
おしゃべりコーナーで必死に宣伝した甲斐あり、この夜で持参してきていた年齢数分の「わたしはオルガン」をほとんど完売させる。快挙快挙。
この日をしきってもらったバーバパングリン(スリル満点脱構築寸止めモダンロックトリオ)に大変お世話になる。

他にも各深夜の宿を提供してくれた方や提供しようとしてくれた方のいる方角には足を向けては寝られない(比喩)。ありがとう。
翌日は再度愛知県美術館に足運び、川内倫子さんの動画と写真に強烈に出会う。2画面同時エンドレスクロス上映される動画を3巡させ目に焼き付けてJRバスで網野善彦『列島の歴史を語る』を読みながら小平へ戻る。
さて、旅先で浮かんだ名案を色々実行していこう。